[ 北の道ストーリー ]
【かとう けいこ氏(シーニックバイウェイ支援センター事務局長) 】
■関連情報
素敵な北の道
シーニックバイウェイ 北海道
花大陸 Hokkaido
「北海道の花は美しい」と本州から花ツアーで訪れる人は口をそろえていいます。そのわけを専門家に伺うと、「朝夕の冷涼な気候が花の色を冴えさせる」とか。特に青、紫の花の色の発色がよいようです。 もうひとつの特徴は、本州では山でしか見られない花が、平地で見られるということ。北海道に暮らす私たちはエンゴサク、そしてカタクリ、ミズバショウが住宅街あるいは、その近くで見られることにそう驚きませんが、これは大変珍しくありがたいことなのです。
そしてなにより北海道の花の魅力は、そのスケール感でしょう。山ひとつがユリ、シバザクラ、コスモス、ツツジといった花の名所が各地にあります。大きな空の下に広がる大きな花畑、それを見ているだけ、その花の香りの中にいるだけで日頃の小さな悩みが消えてしまいます。
近年よく耳にする、心と体を癒し、元気な自分に戻る旅「ヘルシーツーリズム」。この中で「フラワーツーリズム」は、五感を復活させ、研ぎ澄ますことができると思います。
花を見るための旅、ガーデニングツアーといえば、イギリス、オランダ、ニュージーランド、あるいは南アフリカが有名ですが、北海道も「花大陸Hokkaido」、「ガーデンアイランド北海道」という取り組み、運動が広がりつつあります。北海道にとって花はとても大きな観光資源であり、可能性を持った宝物です。今ある素晴らしい花を守る事が大切だと思います。
▲ムスク・マロウ 香りゃんせ公園(北見市)
▲支笏洞爺二セコルート 恵庭市恵み野研究村通り
▲函館・大沼・噴火湾ルート 函館市新道の花壇
【関連情報】
カタクリ、 ミズバショウ、 ムスク - ウィキペディア(Wikipedia)
ガーデニング(家庭園芸) - ウィキペディア(Wikipedia)
ガーデンアイランド北海道
私はこれまで北海道内140あまりの自治体を訪れ、美しい花とそれを育てる人、守る人に出会いました。シーニックバイウェイ北海道の6つの指定ルート、3つの候補ルートを中心に、野の花、道路沿いの花、原生花園に咲く花など、魅力的な花をいくつか紹介させていただきます。
美しい花を探すシーニックな旅にぜひお出かけください。
▲候補ルート南十勝夢街道 幕別町 日新の丘
シーニックバイウェイ北海道
ボランティアサポートプログラム(北海道開発局)
●ゆりの郷こしみず リリーパーク(小清水町)
約10haの園地には世界中から85品種、700万輪もの多彩なユリが咲き誇る。見ごろ:7月中旬~9月中旬 料金:中学生以上 500円 団体(15名以上)400円 住所:斜里郡小清水町11区 問合わせ:シナジーこしみず(0152-62-2903) URL:http://www.lilypark.info/(公式HP)
▲小清水町 リリーパーク (写真提供:有限会社シナジーこしみず)
●大沼国定公園(七飯町)
5月のミズバショウ小沼のハス 背景にある駒ケ岳の美しさもあり、非常に魅力的 見ごろ: - 住所:亀田郡七飯町大沼町 料金:無料 問合わせ:七飯町商工観光課(0138-65-2511)、大沼国際交流プラザ(0138-67-2170)URL:http://www.onuma-guide.com/(まるごと大沼)
▲七飯町 大沼国定公園(ヒツジグサ群生) (写真提供:大沼国際交流プラザ)
●壮瞥公園の梅園(壮瞥町)
眼下に青々とした洞爺湖、左手に有珠山。湖岸斜面に広がるピンクの梅と湖との組み合わせはみごと。 見ごろ: - 住所:有珠郡壮瞥町字東湖畔 料金:無料 問合せ:壮瞥町観光協会(0142-73-2662) URL:http://onsen.u-p.co.jp/(温泉大陸北海道)
▲壮瞥町 壮瞥公園(梅園) (写真提供:壮瞥町役場経済課商工観光課)
●旭山公園(旭川市)
カタクリとエゾエンゴサクの大群落地として有名な場所。旭山動物園を目当てに来る人が多い場所だが、入り口付近にある旭山寺の裏山一帯のこの場所を見に来る人はまだ少ない。 見ごろ:4月下旬~5月上旬 住所:旭川市東旭川町倉沼 料金: - 問合わせ:旭川東商工会(0166-36-1042) URL:http://www.namara-hokkaido.net/event/(なまら北海道)
▲旭川市 旭山公園(桜) (写真提供:旭川東商工会)
●桜ヶ丘公園(ニセコ町)
JRニセコ駅近くの急斜面の小高い丘が桜ヶ丘公園。カタクリ、エゾエンゴサク、エンレイソウなど春の花が一面に咲いている。 見ごろ:4月下旬~5月上旬 住所:ニセコ町字富士見 料金: - 問合わせ:ニセコ町農業観光課(0136-44-2121) URL:http://www.hanatairiku.jp/b/doou/spot_c0204.htm
▲ニセコ町 桜ヶ丘公園 (写真提供:ニセコ町役場商工観光課商工観光係)
●野塚のオオバナノエンレイソウ群落(広尾町)
日本一とも言われる規模を誇る群落地。広尾町から国道336号を帯広方面に4キロほど走ったところにある。閉鎖されたシーサイドパーク広尾の近くといえば、目印になるかもしれない。遊歩道が整備され、駐車場、トイレもある。 見ごろ:4月下旬~5月下旬 住所: - 料金: - 問合わせ:広尾町教育委員会 社会教育課(TEL:01558-2-0181) URL: -
▲広尾町 野塚(オオバナノエンレイソウ群落)
●豊富~稚内にかけての日本海側花ロード
左手に利尻岳を見ながら、さまざま種類の花の群生を楽しむドライブができます。稚内市コウホネの家、稚咲内、浜勇知豊富町サロベツ原生花園 見ごろ: - 住所:北海道天塩郡豊富町豊徳(豊富町サロベツ原生花園) 料金:無料 問合わせ:豊富町観光協会(0162-82-1728) URL:http://www.town.toyotomi.hokkaido.jp/(豊富町公式内)
▲宗谷シーニックバイウェイルート 原生花園の花
●新得そばロード(新得町)
白く小さな花がそば畑の一面に広がる広大なそば畑。北海道の中で、新得町は道内有数のそばの産地。9月には実がなり、新そばが楽しめる。 見ごろ:7中旬~8月中旬 住所:北海道上川郡新得町北新得 料金:無料 問合わせ:新得町観光協会 (0156-64-0525) URL:http://www.town.shintoku.hokkaido.jp/kankou/asopsite/(新得町町観光協会HP)
▲新得町 新得そばロード(ソバ畑) (写真提供:新得町役場 商工観光課 観光係)
●大丸山森林公園(広尾町)
エゾヤマツツジ(ヒロオツツジ)が山ひとつを覆うと、山がピンクに見える。 見ごろ:6月上旬~中旬 住所:広尾町字広尾689番地 料金:一部有料(バーベキューハウス) 問合わせ:広尾町水産観光課(01558-2-0177) URL:http://town.hiroo.hokkaido.jp/kankou/ spot_kankou.html(広尾町公式HP内)
▲広尾町 大丸山森林公園(ツツジ) (写真提供:広尾町水産観光課観光サンタランド係)
●川湯硫黄山(弟子屈町)
川湯温泉の硫黄山のふもとに広がるイソツツジの群落は、100haは圧巻。 見ごろ: - 住所:川上郡弟子屈町川湯硫黄山 料金:駐車場有料(一般乗用車:410円、摩周湖と共通) 問合わせ:硫黄山レストハウス(015-483-3511) URL:http://www.kawayuonsen.com/kanko/index.html(摩周湖観光協会)
▲弟子屈町 硫黄山(イソツツジ) (写真提供:弟子屈町 経済観光課 商工観光係)
●晩成温泉原生花園(大樹町)
太平洋に面する海浜の自然遊園地。ホロカヤントーと生花苗沼の間にある、原生花園は海浜植物の宝庫といえる。ハマナスの群落はその規模からも道内有数。 見ごろ: - 住所:広尾郡大樹町字晩成 料金: - 問合わせ:大樹町役場 産業課商工観光グループ(01558-6-2111) URL:http://www.hanatairiku.jp/b/dotou/spot_e0228.htm
▲大樹町 原生花園(ハマナスの群落) (写真提供:大樹町産業課商工観光グループ)
【かとう けいこ氏のプロフィール】
1963年足寄町生まれ。消費生活アドバイザーの資格を取得し論文の執筆や、北海道の花やガーデニング、農業、景観をテーマにした記事を「私のカントリー」「サライ」「現代農業」などに発表。
2000年1月より2006年3月まで花新聞ほっかいどう創刊編集長。同年5月よりシーニックバイウエイ支援センター事務局長。社団法人北海道造園建設業協会理事など公職多数。
(2007.08.01)